「肩こり」と聞くと、肩だけが痛むように思われがちですが、実際には首や背中にも張りやこりを感じることが多いです。肩こりは主に僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉に関連していますが、この筋肉は後頭部から肩、さらには腰まで広がっています。
人間は二足歩行をしているため、首や腰に負担がかかりやすい体の構造を持っています。特に、首から肩にかけての筋肉は、姿勢を維持するために緊張しやすく、その結果、血液の流れが悪くなります。この血行不良が、肩を重く感じさせる原因の一つです。
実際、2022(令和4)年の国民生活基礎調査によると、男女ともに肩こりを自覚している人が多いことが分かっています。肩こりは、日常生活に影響を及ぼす一般的な症状の一つなのです。
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の悪い人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、⻑時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。とくに肩こりを引き起こしやすい状態として、以下が挙げられます。
それらの要因が単独、または、互いに関連し合いながら肩こりを引き起こしています。
肩や腕などに痺れを伴う「頸肩腕症候群」の初期症状や、「五十肩(四十肩)」である場合もあります。
問診や神経学的診察、特に触診で僧帽筋の圧痛と筋緊張、肩関節可動域や頚椎疾患のチェックなどで診断します。
頚椎疾患、頭蓋内疾患、高血圧症、眼疾患、耳鼻咽喉疾患、肩関節疾患の随伴症状としての「肩こり」も 少なくありません。
肩こり痛の原因となる症状をしっかりと判断し、適切なアプローチを行います。
肩こりの多くが血行不良からきているものです。マッサージ療法では筋肉の血流を改善し、筋肉の緊張をやわらげることで肩こりを緩和させます。
鍼施術はツボに専用の鍼を刺して刺激を与える施術です。鍼は髪の毛程の細さなので痛みはほぼ感じません。刺した鍼による刺激が自律神経系、免疫系などに作用して、筋肉の緊張を緩和し血液やリンパ液の代謝を向上させると共に、ホルモンの分泌を増加させるなど自然治癒力を助けることを目的としています。
血行をよくするには温めることも有効です。 温熱療法では音波や温湿布などを使って患部を温めていきます。
筋肉の緊張か改善に役立つのが運動療法です。
肩こりに効くストレッチや日常生活の指導が行われます。
肩こりが出ているときは、肩周辺の筋肉が緊張し、血流も悪くなっています。この筋肉の緊張をほぐすために使われるのが筋弛緩剤です。肩こりの場合に使われる筋弛緩剤は効果が緩やかなものが使われます。
軸の取れてない緊張したカラダは、スポーツではパフォーマンス低下、怪我、故障のリスクが高くなります。
圧痛、硬結除去、必要に応じて精神安定や自律神経の調整
頸肩部、肩甲間部の圧痛、硬結やその他対応経穴に施術します。
【処方例】 天柱、風池、肩井、膏盲(こうこう)、身柱
腱板炎・腱板損傷とは違い、基本的には血行不良によって引き起こされるもののため、血流の改善を目的とした治療となります。
首~肩~背部、更には腰や足…と全身からアプローチすることで、ご自身で自覚されている部位だけでなく、隠れている要因も改善していきます。
また、それに伴い呼吸法や姿勢矯正を行うことで、可動範囲の拡大や柔軟性の向上を目指します。
早期の改善をめざすため、一人一人に合わせたカウンセリング、カスタマイズ施術、オーダーメード施術をご提供します。
鍼を硬くなった筋肉刺入して、そこに低周波を流すことで慢性的な痛み、筋肉のこりや血行不良に安定した効果を発揮する優れた治療法です。
肩甲骨の位置を自動運動で下制・内転することにより、頭部の位置を正常に修正します。
大切なことは、『姿勢保持する筋力をアクティブすること』です。決して、もみほぐしだけでは改善しません。
現在の姿勢から、筋肉が硬くなる部位や痛みの原因となる部位、未来の姿勢などを推定し、施術の方針や効果をよりわかりやすく説明することができます。患者様自身にも体の状態を理解してもらいやすくなりました。
これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。
マイオプレッシャー(歩行診断機)にて測定した結果に基づき、より体に合ったインソールの作成を可能としています。歩行時の重心バランスの偏りや足の軌道のぶれなどが自身でも確認することができるため、より正確な指標で足裏全体を正しく使って歩けるように改善されます。
体に合ったインソールをいれることで足本来の機能を引き出し、足のアーチがしっかりサポートされ、正しい重心がかけやすくなります。パフォーマンスアップ、持久力向上、疲労軽減、筋肉や人体へのストレスも軽減され、普段の歩き方も楽になります。
リアライン・コアは、体の中心(コア)を構成する骨盤と胸郭の歪みを整えるための運動補助具です。骨盤・胸郭に「歪み(非対称性)」が生じると、背骨全体だけでなく、肩や首、股関節の運動機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。
リアライン・コアを装着して10分程度の簡単なエクササイズを行うことで、骨盤と胸郭の歪みを整え、背骨の「最適な運動パターン」を効果的に学習できます。
ピンポイントで超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。
提携医療機関にてMRIを撮影。患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。
超音波→深部熱による動脈叢の血流増大。
Before | After | |
ヘルニア突出 |
+
第3,4,5頚椎
|
±
第5頸椎のみ残存
|
後頭部 | 筋力低下 | 筋力正常 |
さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。
徒手や鍼灸などで血流改善をして行きますが、日常生活に置いて日々気をつけることで治療効果の維持、また「こりにくいカラダ」を手に入れることが出来ます。
そのための様々な運動方法や身体の使い方、日常生活においての改善点などもレクチャーさせて頂いております。
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